お弁当時々はんこ先生ブログ

高知の印鑑店橋本日進堂印房店主がPTA役員中に始めた子どものお弁当記録。
ものづくり名人はんこ先生活動や雑感、日曜農業の記録も綴ります。



篆刻セット文字入れ中〜

篆刻セット文字入れ中
 篆刻入門セットお買い求めいただいたお客様に彫っていただく文字を書き入れ中です。
 書き入れる時は「上手く彫り上げていただけますように」って願っています。
 画数の多い文字は書くのもタイヘンだけど彫るのはもっともっとタイヘンです。
 カッコ良くてお客様が彫りやすいデザインを目指していますよ〜




象牙印鑑(はんこ)の彫り直し(改刻)のご案内

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象牙に限らず、お手持ちの印鑑を削って彫り直しができるか?とのお問い合わせを時々いただきます。
象牙の場合は古くなっても劣化が少ないですが、水牛系は乾燥してヒビが入っていること、柘など木質系は油分を含んで柔らかくなって再加工できないことなど様々ですので、『たいていはできますが、現物を拝見して判断となります』です。
 『縁起の面から短くなるのはどうか?』とのお問い合わせもありますが、『彫りなおして大切に使いたいという気持ちの方が優先されるでしょう』とお答えしています。
 ただし、『少しでも安く上げたい』ということでお問い合わせくださった方はその彫り直し料金に驚かれることが多いです(苦笑)
料金面では象牙以外はたいてい「新品で作ったほうがいいよね」となります(苦笑)
 まったくの新品へ彫るより削ったり、磨いたりの手間は余計にかかりますのでそこいらあたりは材料代との差し引き、あるいは安くならなくても『想い=プライスレス』で判断していただくことになります。

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今回の方は、『可愛がってくれたおばあさんが使ってたハンコを継ぎたい』という方で、象牙も上質だったので印面を削ること、ツヤがなくなってた全体を磨くこと、ゆるくなっていたケース金具の調整、紛失していたケースは新規でご用意させていただく対応となりました。染み込んだ朱肉の色素は取れませんが材質にはまったく問題なくピカピカになっています。

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で、こんな感じにきれいに仕上がって

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元々は2点か3点のセットだったはずなので別珍ケースへ入れてお渡しできました。ありがとうございました。




欠けた象牙印鑑(はんこ)の修理のご紹介

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象牙のハンコを落としたりして欠けた場合は、たいてい全部を削って彫りなおす事になると思いますが、短くなるのはイヤだとか、彫り直しだとまったく同じハンコにならないので困る場合、樹脂で埋めて修理ができる場合があります。(歯医者さんで前歯とかの虫歯の穴を銀歯でないやつで詰めるのと一緒)
 あんまりやってるハンコ屋さんは聞かないのでご紹介しておきます。
最近、粗彫り(あらぼり)の行程で輪郭ぎりぎりまで機械でがんばって彫って薄く弱くなって欠けやすく彫られてるハンコをよく見かけるようになりました。象牙と水牛、柘は彫り方を変えるべきなんですけどねえ。写真の修理してるハンコはウチで彫ったものではありません。念のため。
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欠けた部分をきれいに削り、色を合わせた樹脂で固めます。
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元々の部分を傷つけないように樹脂部分だけを手作業で削り、段差をなくし『彫ってない象牙印材』の状態にします。

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で朱墨を塗り、筆で文字と輪郭を書き込んで、もちろん手彫り100%で彫刻します。100%手彫りできる技術がないと出来ないですね。
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修理部分は白いので仕上げがすんでから朱肉をつけて目立たないようにします。
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もちろんこんな感じに普通に捺印して使用できます。
欠けた場所や欠け具合によって出来ない場合もありますが、『こんな技術もあるんだよ』ってことで。

※ここで使用したハンコは不要になって処分を依頼されたものをご了解いただいてデモに使わせていただきました。この後、全て削って処分(ご供養)をさせていただきました。
 




篆刻セット文字入れ

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ものづくり名人派遣事業をしてて自宅でも彫ってみたいので道具が欲しいというリクエストや遠くの方からお問い合わせをいただくようになったので篆刻セットの販売を始めました。
 その中のサービス文字入れをしている手元の写真です。
 自分自身で彫るのだったら線が多少ぼやけていても考えながら彫ってしまえますが、お顔も見たこと無い方に間違いなく彫り上げていただくために超丁寧(笑)な文字入れをします。めっちゃ時間がかかって疲れます(苦笑)

超入門篆刻セットご紹介のページはこちら




無染色黒水牛無垢

無染色黒水牛無垢
無染色黒水牛無垢(むく)のご案内ページを作りました。
白黒の印材の写真は難しいですねえ。

通常の黒水牛の大部分は髪染め同様に染めていますがこれは模様のきれいな部分だけを選別して染めないまま印材にしたものです。

通常の黒水牛よりすこしだけ高いですが、象牙の真っ白、オランダ水牛のアメ色とはまた違った個性的な材料で、人気上昇中です。




象牙の品質(ランク)の詳しいお話

象牙の品質(ランク)の詳しいお話
のページへのご案内です。

象牙の品質

店頭でお客様に説明するのにも一本ずつ見てもランクづけはわかりにくいですが、比較するとご納得いただけます。




スポンジ印

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ひさしぶりにスポンジ印のご注文をいただきました。

ダンボールや米袋、木材などの等級なんかに捺すハンコです。

普通の事務用のゴム製では弾力性や厚さが足りなかったりするので目の細かなスポンジを手彫りします。

昔、ダンボール箱の会社では印刷に全部これが使われていて、お抱えのハンコ屋さんが居たり、社内に専門の社員が居たりした時代もあったとか。

最近お越しくださるようになった会社からのオーダーですが、スポンジ印だけを注文していたハンコ屋さんが無くなったとかで「こんなのできる?」ってお問い合わせいただきました。

もっと早く言ってくれれば良かったのに〜(笑)

最近はダンボールや木箱の印刷用のプリンターもできて需要は少なくなっていまが、コンクリートブロックや材木屋さんではまだまだ現役です。少量ですぐに捺せる小回りのよさはやっぱりハンコならではでしょう。

ホントに数年ぶりに彫りましたが昔取った杵柄ってやつですかね。無事に納めることができました(^^)v

見出し(スポンジと反対にある文字の印刷)も昔の(A)はスポンジを使ってたので少し薄いですが現在はプリンターで印刷してくっきりしています。
プリンターのおかげで需要が減ったスポンジ印の見出しがプリンターを使って見やすくなっているというのも面白いものです。




卒業記念印

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高校の卒業記念にと毎年いただくご注文から珍しくなさそうな苗字をちょっと撮影(セキュリティ配慮のため画像を加工しています)

大学や就職を迎えるのだから(中学校とかでもらったプラスチック製とかの『三文判』じゃあなく銀行印や実印にも使える『ちゃんとした印鑑を』とのご希望をいただきご相談させていただきました。

ご予算の都合の中で『超特価の水牛』や『お買い得高級象牙』という方向性ではなく『柘だけど一級品から更に選りすぐって』『初めて自分で使うハンコなので読みやすいけどきちんとした字体』で『機械彫り』ではない『きちんと彫った』手間隙をかけたハンコをご提案させていただきました。

「捺し心地もこんなに違うとは!!」と感想をいただき、リピートしてくださるありがたいご注文です。

(当たり前だけど)実印にも使えるようにと一本ごとデザインさせていただいている『普通に読みやすい古印体』ですがコンピュータや既製品の字体と比べて「あんまり違わないジャン」と感じられるでしょうか「けっこう違うねえ」と想っていただけるでしょうか(ドキドキ

卒業を迎えたお子様たちの活躍を想いながらケースに入れて栞と一緒に高級そうな(笑)箱に入れて、のし紙を掛けさせていただいてお渡ししています。




粗彫りと仕上げの手元写真




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