お弁当時々はんこ先生ブログ

高知の印鑑店橋本日進堂印房店主がPTA役員中に始めた子どものお弁当記録。
ものづくり名人はんこ先生活動や雑感、日曜農業の記録も綴ります。



欠けた象牙印鑑(はんこ)の修理のご紹介

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象牙のハンコを落としたりして欠けた場合は、たいてい全部を削って彫りなおす事になると思いますが、短くなるのはイヤだとか、彫り直しだとまったく同じハンコにならないので困る場合、樹脂で埋めて修理ができる場合があります。(歯医者さんで前歯とかの虫歯の穴を銀歯でないやつで詰めるのと一緒)
 あんまりやってるハンコ屋さんは聞かないのでご紹介しておきます。
最近、粗彫り(あらぼり)の行程で輪郭ぎりぎりまで機械でがんばって彫って薄く弱くなって欠けやすく彫られてるハンコをよく見かけるようになりました。象牙と水牛、柘は彫り方を変えるべきなんですけどねえ。写真の修理してるハンコはウチで彫ったものではありません。念のため。
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欠けた部分をきれいに削り、色を合わせた樹脂で固めます。
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元々の部分を傷つけないように樹脂部分だけを手作業で削り、段差をなくし『彫ってない象牙印材』の状態にします。

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で朱墨を塗り、筆で文字と輪郭を書き込んで、もちろん手彫り100%で彫刻します。100%手彫りできる技術がないと出来ないですね。
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修理部分は白いので仕上げがすんでから朱肉をつけて目立たないようにします。
象牙修理11.jpg

もちろんこんな感じに普通に捺印して使用できます。
欠けた場所や欠け具合によって出来ない場合もありますが、『こんな技術もあるんだよ』ってことで。

※ここで使用したハンコは不要になって処分を依頼されたものをご了解いただいてデモに使わせていただきました。この後、全て削って処分(ご供養)をさせていただきました。
 




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